●漆喰は、水酸化カルシウム・炭酸カルシウムを主成分としており、風雨に弱い土壁そのままに比べて防水性を与えることが出来るほか、不燃素材であるため外部保護材料として、また調湿機能に優れているため、古くから城郭や寺社、商家、民家、土蔵など、木や土で造られた内外壁の上塗り材としても用いられてきました。近年では化学物質過敏症の原因の主たるものとされる、ホルムアルデヒドの吸着分解の機能があるものとして注目を浴びています。
●聚楽壁は、もともと京都付近に産出する土を用いた塗り壁仕上げのことでしたが、現在では、きめの細かい砂壁状の仕上げの表面状態を指していることが多いようです。 耐火性に優れ、年月を経過しても変わらない、あたたかみのある独特の風合いが好まれています。
●けいそう土を主成分とした「けいそう壁」は、優れた調湿性、断熱効果、吸音性・遮音性、耐火性など、けいそう土の特徴をそのまま活かした塗り壁です。高い結露防止効果はカビやダニの発生を抑制。高温多湿の日本の気候風土に最も適した仕上材として、安全で快適な居住空間を提供いたします。